Panasonic LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 7

PHOTOGRAPHERS - 畑直幸 / 石場文子 / 三ツ谷想 / 小原一真 / 岡田舞子 / 富安隼久

NEWS | PHOTOGRAPHERS | TOURING EXHIBITION

Panasonic LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 7

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畑直幸畑直幸

©Naoyuki Hata

石場文子石場文子

©Ayako Ishiba

三ツ谷想三ツ谷想

©So Mitsuya

小原一真小原一真

©Kazuma Obara

岡田舞子岡田舞子

©Maiko Okada

富安隼久富安隼久

©Hayahisa Tomiyasu

NEWS

  • 2019.08.08 サイトオープン

EXHIBITION OUTLINE

IMA メディアプロジェクトは、パナソニック株式会社 / LUMIX特別協賛のもと、これからの日本のアートフォトをリードする若手写真家の支援と育成を目指し、2013年より「LUMIX MEETS BEYOND2020 by Japanese Photographers」展を企画してきました。第7回目となる今年も、アムステルダム、東京、パリの3都市で各地の写真フェスティバルなどとも連携しながら、本展を開催します。「もうひとつのパラレルワールドへ」とテーマを掲げ、現代だからこそ生まれた多様な写真世界を紹介します。

世界を取り巻く状況は刻々と変わりながら、未知の問題と新しい価値を生み出しています。2019年の今、少し前にはSFの中でしか想像できなかった近未来はすぐそこまでやって来ていますが、ミレニアルズと呼ばれる若きアーティストは、猛烈なスピードで進化する世界に翻弄されながらも、必死に食らいつきながら、疾走しています。

今年もIMA メディアプロジェクトが選出した6名の新鋭が参加。普段見ているものをまるでトリックのように新しく再提示する畑直幸、ものの輪郭をなぞることでもうひとつの世界を作りだす石場文子、日常に潜むパラレルワールドを写真によって構築し、私たちが見ているものを問い直す三ツ谷想の3名は、LUMIX DC-S1RM-Kを用いた撮り下ろし作品を発表します。その他に小原一真、岡田舞子、富安隼久が加わります。価値観が多様化していく中で、歴史と向き合い、新たな表現を探る彼らが見るのは、現実とも空想ともつかないもうひとつのパラレルワールド。そこへの扉を開く呪文は何でしょうか? 写真言語の「開けゴマ」を見つけてみませんか?

PHOTOGRAPHERS

畑直幸

1979年、岐阜県出身。2011年に第4回写真”1_WALL" グランプリを受賞。2014にGerrit Rietveld Academie(アムステルダム)卒業。個展に2012年「Pelletron new no.4」(ガーディアン・ガーデン、東京)、2018年「MEAT MAN」(べっぷ駅市場、大分)がある。主なグループ展に2014年「UNSEEN Photo festival」 (アムステルダム)、2019年「Genjitsu Exhibition 1 ~ on going”」(べっぷ駅市場、大分)などがある。

石場文子

石場文子 1991年、兵庫県生まれ。京都嵯峨芸術大学(現・嵯峨美術大学)美術学部造形学科で版画を学び、愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画・版画領域修了。個展に2018年「Pop-up Dimension 次元が壊れて漂う物体」(児玉画廊、東京)などがある。2018年にグループ展「写真的曖昧」(金沢アートグミ、石川)に、2019年に「VOCA展2019」(上野の森美術館、東京)に参加。2019年8月1日から開催される「あいちトリエンナーレ2019」に参加予定。

三ツ谷想

1990年生まれ、京都府出身。主な個展に「Untitled Photographs」(OFF Gallery/2015)、主なグループ展に「DER GREIF A Process 2.0」(Festival Center/2016)などがある。2018年、JAPAN PHOTO AWARDシャーロット・コットン(エディター)賞、デヴィット・トロ(DIS)賞を受賞。その後、2019年KYOTOGRAPHIE内、KG +などでグループ展に参加。

小原一真

1985年、岩手県生まれ。2015年、ロンドン芸術大学でフォトジャーナリズムの修士号を取得。2012年に東日本大震災と、福島第一原発作業員のポートレートとインタビューをまとめた『Reset』をLars Müller Publishers(スイス)から出版。 2014年、太平洋戦争下で犠牲を負った子どもたちの生涯を描いた『silent histories』をEditorial RMから刊行し、米『TIME』誌のベスト写真集に選出される。2015年からチェルノブイリ原子力発電所事故に焦点を当てた「Exposure」シリーズに取り組む。同プロジェクトは、世界報道写真賞「人々の部」で一位を受賞。2018年に『Exposure』をEditorial RMから出版。2019年は在日本オランダ大使館からサポートを得て「The Shape of War」に取り組む。国際的なフォトフェスティバルに参加する他、国内外でワークショップを開催する。

岡田舞子

1993年岩手県生まれ。2014、日本写真芸術専門学校卒業。2015年、New-Nature photo awardアート部門受賞。2019年、 Nonio Art Wave Award 審査員特別賞名和晃平選。

富安隼久

1982年生まれ、神奈川県出身。2006年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。2013年ライプツィヒ視覚芸術アカデミーにてディプロム、2016年同校にてマイスターシューラー号取得。同校夜間写真講座非常勤講師を経て、2017年よりチューリッヒ芸術大学芸術・メディア学部助手。ドイツ、スイスをはじめ、国内外で展示を行う。昨年、MACKのFirst Book Awardを受賞し、『TTP』を出版した。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)やパリのポンピドゥーセンターなど、世界の主要美術館で日本人写真家の作品をパーマネントコレクションする動きが広まるなど、アートフォトマーケットにおける日本人写真家への評価・関心は年々高まっています。若手日本人写真家の台頭も著しい流れの中で、IMA メディアプロジェクトは、パナソニック株式会社 / LUMIX特別協賛のもと、これからの日本のアートフォトをリードする若手写真家の支援と育成を目指し、2013年より本展示会を企画してきました。毎年パリと東京の二都市で開催し、ご好評をいただき、今年で第6回目を迎えます。過去4年の活動を振り返ると、本企画で紹介してきた写真家たちは、年々活躍の場を広げています。

水谷吉法(2013年・2014年参加)は、アントワープ、ロンドン、パリ、北京での個展や、フランス「La Gacilly」など、世界各国のフォトフェア、フォトフェスティバルにも参加しています。また今年はアムステルダムのUnseenが主催するアワード「Meijburg Art Commission 2017」のファイナリストにノミネートされています。

横田大輔(2014年参加)は、いま最も注目される日本人若手写真家の筆頭に挙げてよいでしょう。世界的に権威のある「Foam Paul Huf Award 2016」を受賞するなど、現在海外で最も注目される若手日本人写真家の一人となっています。

藤原聡志(2015年参加)は、2016年ベルリンのオペラハウスからの要請を受け、キャンペーン広告のビジュアルを担当。ベルリン市中のあちこちに作品が展開されました。また2017年にはイタリア・ミラノで、プラダ財団による写真と視覚言語のアートスペース「オッセルヴァトリオ(Osservatorio)」で個展を開催しています。

石橋英之は(2017年参加)は、2017年秋に、パレ・ド・トーキョーがキュレーションするLe Fresnoyでのグループ展に参加。

石野郁和(2016年参加)は、2017年の秋にイギリスの出版社MACKから写真集『Rowing a Tetrapod』を刊行予定です。

東加奈子は(2016年参加)は、2017年の秋にモスクワで開催される「7th Moscow International Biennale of Contemporary Art」に参加予定です。

他の作家も続々と活動の場を広げ、活躍し始めています。

写真雑誌『IMA』の刊行の他、ウェブサイト「IMA ONLINE」の運営、写真関連イベントやセミナーなどの開催を連動させて、「LIVING WITH PHOTOGRAPHY」をテーマにアートフォトをとりまく様々な提案をしているIMA メディアプロジェクト。

IMA メディアプロジェクトでは、グローバル化する写真界の現状を踏まえ、若手日本人写真家の国内外での活躍の場を創出することをミッションのひとつとしています。とりわけ才能の発掘と育成に力を入れており、毎年、ポートフォリオレビュー「STEP OUT!」を開催。この「STEP OUT!」を通じて有望な人材を見い出しながら、今年もフレッシュな魅力に溢れた写真家たちを世界に羽ばたかせます。

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TOURING EXHIBITION

PARIS


期間: 2019年11月6日(水)~23日(土)
PhotoSaintGermainの一環として開催します。
時間: 11:00-19:00
電話: +33 -1-4326-9973
会場: Galerie Nicolas Deman
12 rue Jacques Callot, 75006 Paris, France

TOKYO


期間: 2019年10月4日(金)~14日(月・祝)
時間: 11:00-19:00
電話: 03-3740-0303(IMA gallery)
会場: IMA gallery
〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-43 T33ビル1F

AMSTERDAM


期間: 2019年9月19日(金)〜22日(日)
Unseen Amsterdamの一環として開催します。
時間: 金曜日: 11:00-21:00
土曜日: 11:00-22:00
日曜日: 11:00-17:00
会場: Gashouders
Westergasfabriek, Klönneplein 1, 1014 DD, Amsterdam
出展作家:岡田舞子 / 三ツ谷想 / 石場文子 / 畑直幸 / 富安隼久
主催:株式会社アマナ IMAメディアプロジェクト
特別協賛:パナソニック株式会社 / LUMIX
お問い合わせ:03-3740-4360
Mail : j-photo@imaonline.jp